
こんにちは!
うつ病の夫と0歳児を子育て中のパート主婦、megumiです!
子育ては大変ですが、夫がうつ病になると不安だし焦るし家事育児の協力もしづらいし…、体も心も大変ですよね。

「これから夫や子ども、私はどうなっていくんだろう…。」と悪い考えが止まらなくなり泣いたこともたくさんありました。
でも、大丈夫です。
この記事では、私たち夫婦がケンカ多発期や落ち込み期を経て、仲良く安心して日々を過ごせるようになるまでに実践したことを10個紹介します。
といっても10個全てを「頑張らなきゃ」と焦る必要はありません。
妻として母として、不安な気持ちを抱えながらも今日1日を無事に過ごしただけでも十分すぎるほど頑張っています。
まずは焦らず、深呼吸から始めましょう。
そしてこの記事に書かれている具体的な方法を、自分に余力がある時に、ほんの少しずつ実践してみてください。
うつ病も子育ても長期戦。
旦那さんも自分も「無理せず少しずつ」が鉄則です。

少しずつ少しずつ、進んだり戻ったりしながら、自分たちが今より少しでも生活を楽しめるようになる道を探していきましょう。
うつ病の夫と子育てをする時に大切な今後の指針は、大まかに次の3つだと私は考えます。
- 敵(=うつ病)について知る&治療すること ※敵はうつ病であり、夫は味方!
- 自分自身もねぎらってあげること
- 夫の協力がなくても子育てできる環境を整えること
なぜこの3つが大切なのか、またこの指針に沿い安心した日々を送るための具体的な方法を記事の中で解説していきますね。

ではでは、我が家のお金事情や、夫・自分自身のケア、家事育児を少しでも分担してラクにした方法などなど具体的に紹介していきます!
敵(=うつ病)について知る&治療する

自分が忙しく子育てしている時に隣の部屋でずっと夫が寝ている…でも病気なのだから「手伝ってよ!」とも言いづらい…という状況、しんどいですよね。
夫のことを愛していても、自分に余裕がない時は夫に対して黒い感情が湧いてきたり。
でも、はたから見れば寝ているだけに見えている時も、本人は「寝ていることしかできない自分がツラい、申し訳ない」と自己否定の気持ちを抱えながらツラい時間をやり過ごすことだけで精一杯がんばっていたりします。
うつ病に対する知識の深さで、夫に対する感情や関わり方は大きく変わります。
うつ病の知識があると相手の気持ちや体調が想像しやすくなり、上手な関わり方が分かってくるので衝突することも減っていきます。
「どうして旦那は子育てに参加してくれないのか」「どうしてあんなことを言ったのか」など、様々な「どうして」の理由が理解できるようになると、自分の気持ちも整理しやすくなりますよ。

旦那さんへの理解を深めながら病院で治療していくことで、うつ病が少しずつ快方へ向かっていくよう見守ってあげましょう。
ではその具体的な方法を解説していきます。
信用できる病院に通院する
精神科やクリニックとの相性って実はとても大切だと私は思っています。
夫も、最初に行った病院は話もろくに聞かずに薬ばかり増やされて嫌になり、そこからしばらく通院すらできず家にこもっている状況でした。
でもどうしても通院だけはしてほしかったので、時間はかかりましたが根気強く話をして、別の病院に行ってみることになりました。
そして4つ目の病院でやっと相性の良い先生と臨床心理士さんに出会えました。

夫の生い立ちや現在の状況も細かく聞き取りしてくれて、薬も最小限なので夫も「ここなら通える」とずっと継続して通院ができています。
定期的なカウンセリングと投薬があること、何より夫のことを支えてくれる人たちが私以外にもいる、いつでも相談できる、ということが夫婦ふたりの安心感にもつながっています。

大変だけど、病院に助けを求めることを諦めないでほしいです!
夫がうつ病だと何が辛いのかを言語化する
「夫がうつ病になった」という状況って、なんだか漠然と大きな不安を感じませんか?
この「漠然とした大きな不安」をよく観察して、具体的にしてみましょう。
コツは、「夫がうつ病だと、何が起こりそうで怖いのか?」「それに対する対処法は?」と考えて紙に書き出してみること。
例えば、「金銭面の問題」に関してぱぱっと書き出すとこんな感じ↓(そのへんにあったクシャクシャの紙に書いたのは許してw)

思いつくままに書いてみて、対処法が分からないものはとことん調べてみましょう。
金銭面だけでなく他にも不安があれば、時間がある時でかまわないので不安の1つ1つに向き合ってみましょう。

様々な不安をもつ自分に対して、1つ1つ対処法を示してあげることでホッと一息つくことができますよ。
不安に対する具体的な対処法は、今すぐ実行できなくても全く問題ないのでできるだけたくさんの対処法を書き出してみましょう。
不安を書き出してみると、私たちはまだ現実に起きるかどうかすら分からない未来のことで今不安になってしまっている、ということも実感できると思います。
さらに、仮にもし不安が的中したとしても、その問題に対して具体的な解決策や相談機関もちゃんとあるんですよね。
幸い、ここは日本なので公的な助けもたくさんあり飢えることはありません。

不安になりすぎず肩の力を抜いて、今できることを少しずつやってみましょう。
うつ病についての本を読んでみる
1冊でもうつ病についての本を読んでみると、知識の量が格段に増え旦那さんとのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
例えば、うつ病についての知識として「朝より夕方のほうが少し症状が軽くなるケースがある」ということが挙げられます。
これを知っているだけで「体調が良さそうな日は、朝よりも夕方に少しだけ家事を頼んでみようかな」という選択肢をもつことができ、不要な衝突も避けられるのでお互いのストレスが軽減できますよね。
育児で忙しくて本なんて読めないよーって方は電子書籍の漫画がスマホで読めるのでオススメです。

子育てで忙しいママに1冊おすすめするならコレ!分かりやすく読みやすく、家族の具体的な声掛けの仕方も書いてあるのが◎

夫に不満がたまっているかも、という日の夜はうつ病関連の本を読んで「夫も大変なんだよな」「こういう声かけの方が、お互いにストレス無かったな」などと考えたりしていました。
自分自身もねぎらってあげること

「自分自身もねぎらう」というのは、かなり重要!!

私はこれをサボって、夫婦崩壊しかけました
家事と育児に追われ余裕がなく、夫から感謝の言葉もなく(夫も体調が悪かったので)、1度夫に八つ当たりみたいなことをしてしまいました…。
夫だって余裕がないからできなかっただけなのに。

なんで自分ばっかりこんなに頑張って負担多くて大変なのにお礼の一言も無いんだよー!みたいな気持ちになっちゃって…。
私は自分で自分をたくさん褒めて、認めて、助けてあげる必要があったのです。
小さい子どもがいるとついつい後回しにしがちだけれど、自分のためにも家族のためにも、自分で意識的に自分をねぎらってあげる必要があるなと強く思います。

自分で自分をねぎらうことを強く意識して以降は、夫への不満も特になく夫婦円満です!
じゃあ子育てで忙しい中で「自分をねぎらう」ってどうやるの?というのを次で解説していきます。
誰かに話を聞いてもらう
「人に話を聞いてもらってストレス解消しましょう」ってよくある話だけれど、友人に「夫がうつ病で育児も大変で…」って、なかなか気軽に話せなかったりしませんか?
私の場合、育児のグチは友人に聞いてもらっていたのですが、夫のことは友人にも深くは相談できていなかったです。

実際問題、話すとどうしても雰囲気が重くなるのが気になるのと、なかなか理解してもらえなかったりしたので…
そのため、私はネット上で臨床心理士さんに話を聞いてもらえるサービスを使ってみました。
満枠になると困るので心理士さんの名前は出さないけれど、こちらの気持ちを整理して引き出してくれるのが超うまい…さすがプロだなと思いました。

親身に寄り添ってもらえたことで心が楽になって、夫だけじゃなく自分にも支えてくれる人が必要だったんだと気付きました。
サービスを使った時は産後すぐの不安定な時期で「もはや何にイライラしているのかわからないけれどとにかく辛い!不安!どうして良いのかわからん!誰か助けて!」みたいな状態で、わらにもすがる思いでした。
そこから心理士さんに「ここでは何を言っても大丈夫ですから、全然まとまっていなくても良いんですよ」と言われるままにいろいろグチャグチャだった気持ちを吐き出させてもらいました。
身近にいない他人だからこそ辛かった気持ちをありのままに話すことができて、話を聞いてもらうことでこんなにラクになるのだということをアラサーにして初めて知りました。笑

心がすっきりすると、夫に対する感謝の気持ちが自然とわいてきたりするのも不思議でした。
子どもが昼寝している間やちょっとした空き時間にメッセージのやり取りができたので、子育て中の方も気軽に利用できると思います。
また子どもがある程度大きくて、自分の外出時間も確保できる方ならうつ病の家族会への参加もおすすめです。
1日の中に楽しみをつくる
家事と子育てで大変だからこそ、1日3分でも良いから自分のための楽しみな時間を作ってみましょう。
好きなお菓子を食べるのも良いし、家でできる運動でも良いし、メイクを少し変えるだけでも気分転換になったりします。

手軽にできる自分へのケアは意識していろいろと研究していきましょ!
自分自身が心から穏やかでいること、それが確実に旦那さんや我が子のためにもなります。
穏やかでいるために、自分で自分にできる限りのご褒美をあげましょう!
自分たち家族を助けてくれる場所や人を複数もつ
子育てで大変な時も、うつ病が原因で困っている時も、相談先は意外とたくさんあります。
地域の保健師さんや病院の先生、カウンセラーさん、保育士さんや学校の先生、子育て支援センターの職員さんや児童相談所の専門家、実家の家族、友人、家事代行サービス、ココナラのアプリなどなど、ざっと例を挙げただけでもこんなにたくさんの方が私達の相談にのってくれます。
経済的に困っている場合は市役所の相談窓口に行ってみるのも良いでしょう。

とにかく一人で抱え込まないことが、自分や夫、子どものためになります!
ひとりじゃないこと、自分から助けを求めれば誰かがきっと手を貸してくれることを忘れないようにしましょう。
最初に助けを求めた場所でうまくいかなかったとしても、助けを求めることをやめないで。
絶対に暖かい手を差し伸べてくれる人はいます。
夫の協力がなくても子育てできる環境を整える
難しいことだけれど、ワンオペでも余裕をもって育児ができるようになれば旦那さんをうつ病の治療に専念させてあげることができます。
夫婦で平等に仕事や家事育児を分担できたら理想ですが、うつ病と闘いながら育児をするならワンオペを覚悟しておく方が現実的です。

うつ病には波があるから調子が良い時は手伝ってもらって、調子悪い時は自分がワンオペ、みたいなイメージかな
うつ病がある程度快方に向かうまでの間、工夫しながらなんとか乗り切りましょう。
ワンオペ育児がしやすい環境を整える
食器洗い機やルンバなどなど、時短グッズはどんどん取り入れましょう。
夫もベッドで休んでいるように見えても「掃除しなきゃ…休んでる場合じゃないのに…」と考えてしまって休めないというケースもあるようなので、そこはルンバちゃんがせっせと頑張ってくれると夫も私も助かります。
便利家電は投資のしどころだと思って、夫のためにも自分のためにもどんどん使っていきましょう!
在宅での仕事で収入アップ
「経済的にもワンオペで大丈夫」という状態に少しでも近づいていけたら安心感がありますよね。
今は在宅でできる仕事の募集もたくさんあるので、子どもが寝ている間にお小遣い稼ぎのつもりでお仕事を始めてみるのも良いでしょう。

私は今はクラウドワークス
節約術で金銭面の不安を軽減する
うつ病で失業or休職中の場合、収入が減るので金銭面の不安は大きいですよね。
私の夫も働いていない時期がちょくちょくあるのですが、そんな期間は特に節約が必須!

入ってくるお金が少ないなら、出ていくお金も少なくする必要があります
我慢が必要な節約だとストレスになってしまうので、生活スタイルをあまり変えずに節約できるものから取り入れていくのがおすすめです。
例えば毎月必ずかかる光熱費は電力会社やガス会社を比較して安いところから買うことで、毎日の生活スタイルは特に変えずに節約することができます。
さらに細かいところだと子どものオムツ袋はパン袋を使うことで、臭いも防ぎつつBOSのピンクの袋よりも安く済むという節約術も。

工夫して節約しつつ、収入の少ない時期を乗り切っていきましょう!
子育てや家事に関するサービスを使いこなす
子育てに関しては、使えるものは全部使って少しでも負担を減らした方がママが笑顔で居られて良いなと思います。

今は子育て支援センターに通いつめています。笑
保育園に通いだしたら送迎サービスも使ってみようと思っています。
地域によって利用できる子育て支援は異なるので、自分の地域の子育て支援は調べておいたほうがいざという時に安心です。
本格的にしんどくなった時は家事代行などの民間サービスの利用も視野に入れつつ、無理せず家事・育児をしていきましょう。
夫がうつ病でも安心して子育てする方法のまとめ
夫がうつ病で子育て中の私が指針にしているのは次のことでした。
- 敵(=うつ病)について知る&治療すること
- 自分自身もねぎらってあげること
- 夫の協力がなくても子育てできる環境を整えること
焦らずに少しずつ、今自分にできることを無理せずやっていきましょう。

大変だけど、自分が無理なく生活をまわせるように気をつけていけば幸せに暮らせるはず!
長文でしたが、最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
お互い幸せに、頑張りすぎずに頑張りましょう!
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