フリーターが知っておきたい!法定福利厚生に関する知識の解説

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こんにちは。

この記事ではアルバイトやパートの方の福利厚生についての情報をまとめています。

この記事を読むと分かること
  • 福利厚生とは何か?
  • アルバイトやパートも必ず利用できる福利厚生の種類や条件

福利厚生とは何か?

福利厚生とは、会社が従業員に提供する給与や賞与以外の報酬のことです。

例を挙げるとこんな感じ▼

福利厚生の例
  • 社会保険
  • 交通費
  • 住宅手当
  • 社員旅行
  • 有給休暇、生理休暇、介護休暇
  • 研修や資格取得の補助

アルバイトやパートも必ず利用できる福利厚生

正社員はその会社が提供している福利厚生を全て受けられることが多いけれど、アルバイトやパートは福利厚生の一部しか利用できないことも多々あります。

その中でもアルバイトやパートでも必ず利用できる福利厚生が法律で定められており、それを法定福利厚生といいます。

法定福利厚生とは、非常勤でも条件を満たせばどの職場でも必ず利用できる福利厚生のことです。

法定福利厚生って具体的にどんなのがあるの?

社会保険有給は法定福利厚生に含まれているよ。この2つの福利厚生が認められるための条件についても解説するね。

社会保険への加入が認められるための条件

そもそも社会保険に入るには、次の2つの方法があります。

  1. 親や配偶者の扶養に入る
  2. 扶養に入らずに、自分で社会保険に加入する

1のように、親や配偶者の扶養に入りたい場合は、次の2つの条件をクリアできればOKです。

扶養に入る場合の条件
  • 年間収入を130万円以内にする
  • 60歳以上または障害者の場合は年間収入を180万円未満にする

扶養に入らず自分で社会保険に加入するための条件は各保険によって少し異なります。

雇用保険、健康保険・厚生年金に分けて箇条書きでまとめました。

雇用保険の加入条件
  • 1週間あたりの労働時間が20時間以上で、雇用される見込みが31日以上

健康保険・厚生年金の加入条件
  • 1週間の所定労働時間および1ヶ月の所定労働日数が正規従業員の4分の3以上

健康保険・厚生年金の「4分の3以上」という条件を満たせなくても、次の5つの条件を満たせば健康保険および厚生年金に加入できます。

4分の3未満で働きたい人のための健康保険・厚生年金の加入条件5つ
  • 週の所定労働時間が20時間以上
  • 月8.8万円以上の賃金がある
  • 1年以上継続して勤務する見込みがある
  • 常時雇用者501人以上(厚生年金の被保険者数)の企業で働いている
  • 学生でない

そしてさらに、上記の「501人以上の企業」というのは、今後の流れとして条件がゆるくなっていきます。

・2022年10月: 常時雇用者 100人超規模の企業まで適用

・2024年10月: 常時雇用者 50人超規模の企業まで適用

また「1年以上継続して勤務する見込みがある」という条件についても2022年10月から次のように変更があります。

「1年以上」という条件から「2ヶ月超」継続して勤務する見込みがあればOKというように変更されます。

働き方改革の流れで、フリーターやパート勤務の方も社会保険に加入しやすくなってきてますね。

有給休暇が認められるための条件

非常勤として働いている方も、次の条件をクリアしていれば必ず有給はもらえます。(労働基準法第39条)

有給がもらえる条件
  • 雇入れの日から6か月間継続して勤務している
  • 全労働日の8割以上出勤している

つまり欠勤しすぎずに半年働けば有給は必ずもらえる!ということ。

会社によっては非常勤に有給を取らせていないところがありますが、それって実は違法です。

もし有給を取らせてもらえないようであれば、法律を根拠に会社に相談してみましょう。

働き方改革の流れで、非常勤が働きやすい法整備が進んでいます。

もっと詳しく知りたい方用に厚生労働省の公式サイトを載せておきますね▼

参考:同一労働同一賃金 | 働き方改革特設サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

まとめ

条件を満たせば、非常勤職員であっても厚生年金や雇用保険にも加入できます。

条件を満たせば、有給も必ずもらえます。

知識をつけることで、自分に合った生き方が選択しやすくなるのでぜひ参考にしてみてください。

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