
うつ病で大変なこともあるけど、結婚したことに後悔はない!結婚して良かったな、幸せだなって思うよ~

俺も結婚して本当に良かったよ!
【経験談】鬱ありの彼氏と結婚してみた

私は大学生の頃から付き合っていた、うつ病のある彼氏と結婚しました。
付き合ってわりと早い段階でカミングアウトされたので、うつ病を知ったうえで籍を入れ、現在も一緒に暮らしています。
結婚という人生の一大事にうつ病という病気があるパートナーを選ぶか否か、相手のことが好きであるほど悩んで迷ってしまうと思います。
私の経験談が少しでも、迷っている方の参考になれば嬉しいです。
結婚までの道のり

私達のケースでは、以下のような流れで結婚しました。
彼氏が大学生の頃にうつ病発症・留年
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最低限のトイレや食事以外何もできなくなる
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徐々に回復してきた頃に交際開始
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体調の浮き沈みを繰り返す
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大学中退して通信制の大学へ
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実家で自宅療養(遠距離恋愛になる)
↓
自宅療養終了し同棲開始
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通信制を卒業&なんとか就職
↓
就職から1年後ぐらいに入籍
↓
フルタイムは厳しかったのでバイトやフリーランスの仕事で生活中(共働き)
付き合ってから5~6年ぐらい付き合ってから入籍しました。
同棲期間を経たことで彼氏の鬱がひどくなった時にどうなるかを見れたことは大きかったです。
結婚への不安のなかに「今よりもっとパートナーの鬱がひどくなっていったらどうしよう…」という感情があったのですが、同棲したことで鬱の時の接し方も分かってきたことで、不安解消に近づけたと思っています。
また付き合っている期間が長かったのでうつ病について勉強する時間が多くとれたことや、長い目で彼氏の気分の浮き沈みを見ることができるようになったことも大きかったと思います。
結婚して幸せか

結婚3年目に突入した今の感想を単刀直入に言えば、「大変なこともあるけど、この人と結婚して良かったな!」という感じです(照)
私は結婚したことを後悔していないし、今の日々にたどり着けて幸運だったと思っています。
そこまで大きな収入は無いけれど、旦那さんと一緒にいる毎日が心から愛おしいです。

私が旦那さんのことを好きすぎて、ちょっとウザがられることも多々あります。笑
鬱の浮き沈みは相変わらず続いておりますが、旦那さんの人間性が好きなので一生寄り添って生活していけたらいいなと思っています。
ただやっぱり子どもをもつかどうかというのは迷ってしまったり、周囲から旦那さんは正社員で働かないのか等聞かれるのが面倒だったりというプチ問題は発生中…。
2024年現在、しあわせに子育て中です!
ですが旦那サイドから見れば私も全然完璧な妻ではない(むしろズボラすぎて申し訳ない)し、誰と結婚したとしても様々な不満は出ると思うので割り切っています。
一年ずつ、一緒に年をとっていけることが嬉しく感じるこの頃です!
パートナーが鬱病で結婚を迷っている方への提案3選

相手のことは大好きだけど、うつ病が気になって踏ん切りがつかない…という方もいるのではないかと思います。
私自身も相手と一緒にいたいという感情と将来への不安でたくさん悩みました。
私自身の経験を踏まえ、結婚するかどうかを考える際のヒントを3つ提案させていただきます。
うつ病は人によって状況も経過も違いますし、結婚は一生を左右する大きなことです。
もしこの記事が悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
提案①何が不安なのかを明確にしてみる

私自身、結婚相手にうつ病の彼氏を選ぶことに漠然と「どうなんだろう…大丈夫なのかな…?」と不安を抱えていました。
不安が漠然としていると考えがまとまらないので、不安を具体的に細分化していきました。
私が考えた不安要素は以下の通りでした。
- 経済面
- 子どもを育てられるか
- 家事の分担ができるか
- 周囲から反対されないか
- ずっと好きでいられるか…etc
そしてその不安ひとつひとつについて解決策や自分の気持ちを考えていきました▼
- 経済的には私が養うことになってもOK
- 子どもは欲しいけれど、もし状況的に無理なら諦める覚悟はある
- 家事は便利家電を積極採用する
- 周囲からの反対があっても、それを理由に結婚を諦めるのは嫌
- ずっと好きでいられるかは分からないけど、この人と結婚しなかったら後悔する
ひとつひとつ不安を具体的にしていくことで、自分が結婚や人生において何を大切にしたいのかを考えることになります。
具体的な不安要素に対して、自分がどうしても譲れない点などが出てきた場合は結婚を中止するのも必要な決断だと思います。
逆に漠然と不安を抱えていたけれど、具体的にみてみると意外と大したことないな…と感じることもあるかもしれません。
私はこの作業を通して、自分の人生には絶対に彼氏(現旦那)が必要だと思ったので結婚することを決めました。
提案②周囲へのカミングアウトは慎重に

結婚を応援してくれる人もいると思いますが、うつ病のことを言うと反対されることもあるのが現実です。
単純にうつ病への理解不足で反対する方もいますが、反対意見のなかには冷静にふたりの状況を踏まえて心配する意見もあると思います。
そのふたつはしっかりと聞き分けて、必要な意見は自分のなかに取り入れてよく考えてみましょう。
偏見などの不毛な意見については、聞き流していかないと蓄積して大きなストレスになりえます。
うつ病への理解度は人によって差があるので、うつ病のことをカミングアウトするのは信頼できる相手に限ることも大切です。
私たちのケースでは、私の親にはなかなか理解してもらえないだろうと判断してうつ病のことは内緒のまま籍をいれました。
その数年後、旦那が正社員を辞めた際に親から問い詰められカミングアウトしましたが、旦那と親の関係性ができたあとだったので結果的には理解してもらえています。
どうしてもカミングアウトせざるを得ない相手であれば、タイミングも大切かもしれませんね。
提案③同棲してみる

結婚を迷っている方にとって、同棲は結婚生活の良いシミュレーションになると思います。
金銭感覚やどの程度家事が分担できるかなども分かりますし、長い時間を一緒に過ごすことで自分たちの夫婦としての相性を確かめることができます。
また一緒に住むことで、相手が鬱の時にどのように過ごしているのかや何が鬱の引き金になるのかも分かるので相手のためにできることも増えるはずです。
お互いにとって一緒に住むことがストレスにならないかどうかも含めて確かめておいた方が結婚生活はスムーズですよ。
結婚しても大丈夫かな…と頭の中で悩んでしまう方は、いっそのこと思いきって同棲してみるとヒントが見つかるかもしれません。
【大前提】誰と結婚しても悩みはある!

結婚してみて個人的に思うことなのですが、他人同士が夫婦になるわけなので誰と結婚したとしても絶対に不満は生まれます。
ですが不満があったとしてもこの人と一緒にいれて幸せだな、嬉しいなと思えるかどうかが大切なのかなと感じています。
もし結婚することを選んだ場合、相手の症状がどう変化していったとしても自分の選択で相手を選んだことを忘れないようにしたいですね。
自分の結婚生活や今後の人生が幸せでも、あるいは辛くても、それは自分の選択の結果であり相手のせいではないことは大前提です。
また幸せを作り続ける努力もし続けることが大切だなと思います。自戒を込めて!笑
うつ病の彼氏との結婚についてのまとめ

私の経験談と、それに基づく提案を記事にさせていただきました。
悩むことは多いですが、皆さんがどういった決断をするにしても未来が幸せであるよう願っています。
悩んで悩んで、最後はみんなで幸せになりましょう!
私も引き続き、楽しい結婚生活が送れるように頑張ります。


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