うつ病の彼氏が冷たくて寂しい、悲しい、イライラする…
冷たくされると、嫌われたんじゃないかと不安で怖くなる
冷たくされると「うつ病はいつまで続くの、ずっとこのままなのかな…」と考えて沈んでしまう
私もうつ病の彼氏と付き合って結婚しましたが、こういった悩みで苦しんだ時期がありました。
今も病気が原因で冷たくされた時に「寂しいな」と感じて一時的に苦しくなることはあるけれど、あたたかいコミュニケーションの取り方を実践したり、自分の心と向き合ったりして、あたたかく幸せな結婚生活を送ることができています。
自分の寂しさは自分で埋めること、うつ病について理解したうえでコミュニケーションを工夫すること…などなど、冷たくされた時にとるべき「対処法」をまとめてみました。

冷たくされた時の苦しさを乗り越えて笑顔のコミュニケーションを増やすには、コツがあったんです!
コツをおさえて対処法を実践していけば、きっと二人の関係がもっとあたたかいものになるので参考にしてもらえたら嬉しいです。
うつ病の彼氏が冷たい時にとるべき対処法3選
「うつ病の彼氏が冷たいー!」と寂しくなってしまったら、次の3ステップを試してみましょう。
- ステップ①自分の寂しさは自分で埋める
- ステップ②自分の心を満たして、相手への感謝を感じてみる
- ステップ③うつ病について理解してコミュニケーションをとる
対処法①自分の寂しさは自分で埋める

自分の寂しさを相手に埋めてもらおうとすると、うつ病を抱えている相手にとっては負担になってしまいます。
特にうつ病の症状が出ている時は、自分以外の相手にうまく共感したり寄り添ったりという余裕もないため、私たちの寂しさを埋めてもらうのは難しいでしょう。
だから自分の寂しい気持ちは、自分で自分に優しくしてあげることで、丁寧に消化してあげましょう。
まずは自分の寂しさを埋めるために、ひとりの時間を作って「相手がムカつくー!私は優しくしてるのに、冷たくしやがってー!」とたっぷり怒りを感じてみましょう。
その時、「相手はうつ病だし、ムカつくとか思っちゃいけないかな」など自分の気持に制限をかけるようなことは考える必要がありません。
逆に怒りや悲しみを相手にぶつけることも関係を悪化させ、お互いが傷つくだけなので避けた方が良いでしょう。
あなたが感じた素直な気持ちを自分で大切に大切に感じてあげることが、自分の寂しさを埋めるコツです。
そして、怒りや寂しさを感じきったあとは自分に優しく共感しながら声をかけてみてください。

私の場合は「寂しかったよね」とか「大好きな相手だから、本当はもっとコミュニケーションを取りたかったよね」とか自分に声をかけてあげています。
怒りを感じきると、その下にあった自分のあたたかくて可愛い気持ち(例:「私はもっと彼氏と仲良くしたいだけなんだな」とか「私は彼氏のことが大好きなんだな」とか。)がきっと出てきます。

心理学的に怒りは二次感情と言われていて、怒りの下には本当の気持ちが隠れていることがあるんです。
怒りや寂しさで、自分の中のあたたかい気持ちが埋もれてしまって、ましてや喧嘩になったりしていたらもったいないですよね。
また自分が欲しい愛のかたちと、相手が出せる愛のかたちが違ったのだなと理解すると、より寂しさを埋めやすくなるでしょう。

うつ病で自分のことで精一杯な中、あなたとお付き合いを続けているということ自体、彼のとても大きな愛かもしれません。
対処法②自分の心を満たして、感謝を感じてみる

寂しさが少し和らいできたら、次はもっと自分の心をあたたかく満たしてあげましょう。
自分の心が満たされないままだと、本当は大好きなはずの相手にも優しく接することができません。
もしくは、優しく接することができてもどこか辛いような、満たされない気持ちを抱えることになります。
あたたかい心の状態の自分で相手とコミュニケーションをとれると、そのあたたかさが相手にも伝わって、自分も相手も居心地の良いほんわかしたやり取りができます。
(対人関係療法でも使われている考え方です。もっと知りたい方は漫画を読んでみてね↓)

本当にあなたが欲しいのは、相手との心の通ったあたたかいやり取りなんじゃないかな?と私は想像しています。
もし相手がまた冷たかったとしても、自分の心が満たされていれば動揺しすぎることはないので、安心して相手の回復を待ってあげることもできますよね。

うつ病のパートナーと付き合っていると相手の言動に目が行きがちですが、長いお付き合いのためには自分の心を整えることが実はいちばん大切だったりします。
自分の心を整えてあげるために、あたたかい飲み物や好きな食べ物を用意して、相手の良いところや、不器用でも自分に向けてくれている愛を見つけてノートに書き出してみましょう。
相手が自分に「してくれない」ことより「してくれている」ことに目を向ける練習のつもりでやってみましょう。
例えば「(そっけなかったとしても)LINEを返してくれたこと」や、「うつ病の症状でしんどい中でも会話をしてくれたこと」など、愛を見つけたら感謝してみましょう。
ちなみに、このステップで「はあ!?あんな冷たい男に感謝なんて無いわよー!」という怒りが湧いてくる場合は、1の「怒りを出しきる」というステップが足りていない可能性があります。
他にも自分のことをどこか責めていたり、自己肯定感が低かったりすると相手の良いところばかり探すのが嫌になってしまいます。
「もしかして自分は自己肯定感が低めかな?」と思う方は、自分のことを褒めるノートも一緒に作ってみるのもおすすめです。

ノートを書いて、自分の心がぽかぽかあたたまった感じがしてきたら、相手とコミュニケーションをとる準備ができたサインです。
対処法③うつ病について理解してコミュニケーションをとる

自分の心が整ったら、いざ相手とコミュニケーションをとってみましょう。
またその時、言っても良い言葉と、不用意に相手を傷つけてしまう言葉があるので、うつ病について学んでおくことも大切です。
例えば、こんなコミュニケーションの取り方は相手を傷つけてしまう可能性があります。
- 「頑張って」と励ます
- 責める
- 「早く治ると良いね」など変化を促す
- 否定する などなど
逆に、こんなコミュニケーションは相手に安心してもらいやすく笑顔が増えていくことが多いです。
- 共感する
- 不要なアドバイスをせず話を聞く
- 「生まれてきてくれてありがとう」など存在そのものを肯定する
ここに書いた例はあくまで例なので、もっとうつ病について本質を理解したうえでコミュニケーションをとるとより良い関係が作れるかなと思います。
(本を読んでおくとうつ病について理解を深められるので、やはり読書はおすすめです。)
基本は相手を丸ごと受け入れること、コントロールしようとしないことを念頭においてコミュニケーションをとりましょう。
それでもやはり「相手がまだ冷たいな」と感じることもあると思うので、そんな時はまたステップ1に戻って相手の回復を待ちましょう。

うつ病ってほんと甘くないですよね。長い目で見ていく必要があります!
相手が冷たいのは決してあなたのせいではありません。
相手も自分も責めずに、「お互いにとって心地よいコミュニケーションや距離のとり方ってどんな感じかな」という視点で工夫していけると良いでしょう。
ちなみに私の夫は、放おっておいて欲しい時はヘッドフォンをしがちなので、そのときは話しかけないようにしています。笑
そういう心がけをしていたら、「絶妙な距離感を保って接してくれるのがありがたい」って言ってもらえたことがありました。
やはり相手を尊重するためにも、自分の心を守るためにも、適度な距離感を模索することは必要かなと考えています。

こっちは寂しいけどね!笑
「ひとりになりたい」という相手の気持ちを尊重することで、逆に心の距離が縮まるということもあるのかもしれませんね。
うつ病の彼氏が冷たい時の対処法まとめ

今回は、うつ病の彼氏が冷たい時に私が実践している対処法を3つ紹介しました。
今回の記事の他にも、うつ病の彼との幸せなお付き合いのコツや経験談をまとめているので、もし参考にしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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